無茶GuyDay
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「擬態-カモフラージュ-」はSFの大物、ホールドマン(「終りなき戦い」など)が手がける
アメリカ産らしいテンポの良いエンターティメント性の高いSFですね。
SF的なギミック(宇宙生物、未知の構造物、科学的手法)を用いつつ、
むしろ人文「科学」SFとしてのSFらしい人間賛歌。
最近の作品にしては少々古い印象もありますが、
「人間とは何か」を真正面から問いかけるSF自体古いといえばそうですね。
だからといって面白くないわけでは決してなく、
むしろこういう人間SFが好きな私には楽しめました。
変幻自在に姿を変える2人の異星人がたどる長い長い道は、
人間世界の二つのカリカチュアなのでしょうね。
ダンサーのほうはおっさん大活躍なハードボイルド。
麗しい女性とのロマンスがそれに華を添えるのもお約束。
この手の話が好きなら楽しめる作品では無いかと思います。
とはいえ、お約束以上のものは期待しにくいかな、とも。
「ダンサー」自体も魅力に欠ける敵役ではありますし。
個人的にはこういうモンスター小説仕立てなら、
田中光二さんの作品なんぞが好きですが。
個人的には、田中さんのような感じでもう少しSF色が強いか、
人間が生臭いとよりハードボイルドな感じで好みなんですけどね。