2007年こんな本を読んできた(漫画編)

年末になるといろいろまとめて自己主張したくなりますね。
と言うわけでなんとなく今年読んで面白かった漫画など。
上位5作品はこんなかんじです。

福満しげゆきは、個人的に自伝的作品に限らず好きなのですが。
この後ろ向きさ加減と、逆説的にそれを肯定的に捉えるところは、
自分にとってもっとも共感できるといえるかもしれません。
まぁ、この人独特の目線の低さが淡々とした日常描写を
それだけで終わらせていないのは確かだと思います。

別に子供が出来るからじゃない……とも言い切れませんが、
榎本俊二は好きな漫画家の一人ではあります。
最初のほうのまとめっぷりや、展開や構成などが非常に綺麗で、
過不足なく書きたいことを書いているというあたり匠の技ですね。

いうまでもなく大好きな漫画です。
この独特の雰囲気はほかに例えようもなし。
三国志としても中国ネタとしても歴史ネタとしても、
全てにおいて綺麗に出来ている静謐な雰囲気の良作です。
動きの有る絵は正直うまくありませんが、
それすらも雰囲気に合っているのがフシギなところ。

まぁ、こやま基夫は相変らず面白いということで。
この独特な世界設定も円熟期に入り、漫画としてアクションとしてよりも
オリジナルファンタジー世界の設定として非常に好みなのです。

相変らずのバレー部漫画は人間関係とのバランスが魅力だと思います。